今、外からは雨の音。ついに降り出したみたい。今日沿道に落ちていた沢山のプラタナスや銀杏の葉っぱはこの雨で濡れてしまうのだろうな。
本当は忙しいってあまり書きたくないのだけれど、なんだかとにかく忙しい。はやく追い越してやりたい!と思えば思うほど、仕事は増えていくシステムになっていて、いつも追われながら仕事している感じ。永遠にトンネルから抜け出せない感じだ。でもそれが嫌ではない感じもあって、まあ私自身はいきいきとしている。
今朝は職場に向かう自転車をこぎながら、ぼんやり去年までの私の生活を顧みたりしていた。ああいう時間もあったなあ、なんて。時間という時間の間を漂うような日々。なにかしら一つのことについて漂着するのがもったいないと感じるかのようにゆらゆらと思考したりする時間があったことを懐かしく思う。贅沢な時間だったのね。

夕べは西村賢太さんの「焼却炉行き赤ん坊」をぱらぱらと。この人の作品っていつも面白いのだけれど、今回も違わず。思わず読みながら声をあげて笑ってしまう。ひどい男とか思いながらもいつも主人公に母性本能くすぐられてしまう私。