もう、しくしく泣きたくなるほどの寒い一日だった。温度計を見ても一日中マイナス1度から2度の間。時折降り出してきた雪が肩に降りかかったりしながらも、済ませるべき用事は山積みで外を歩き回る。
仕事を終えてかえってきた夫が凄い形相になってて、どっきりする。考えることが多すぎて脳みそが破裂寸前といった感じだ。疲れたー、と言ってさっさと床に就いたもののしばらくしてぶつぶついいながら起きてきて、明日の手順の資料を拡げたりしている。大変そう。世の中の社会人の方々にはよく見られる光景なのかもしれないけれど、我が家の夫は滅多にそんなことはなく、いつもあっけらかーんと淡々と仕事をこなす人なので。
私と夫は大学のときのそれこそ学部も同じ同級生で、縁あってこうして一つの家族を形成しているわけだけれど、私と彼とではどちらの方が分がいいのだろうと最近よく考えたりする。まあ、人生長いわけだし、今の時点でどうのこうの言うのは浅はかだと解ってはいるけれど。
というか最近の彼を見ていると、生活の大部分が仕事に左右されているのでちょっとかわいそうになる。端で見ていて彼が会社に消耗されているのではないかとはらはらする。まあ、それもこれも家族を養うためなのだろうし、モノを作り上げるという彼の大好きな仕事だからできることなのだろうけれど。ついこの間までは、先の見えないような子供の世話をしなければならなかったり、仕事だって時間だって制約される私の方が絶対に分が悪い!なんて思っていたけれど、そうやって積み上げてきた家族との時間は確実に私の中で何かしら実になっているわけだし、仕事とかそういう部分とは別の手応えみたいなものがあるので。うまく形にはなっていないけれど。
早く春になって、彼の仕事がうまく運ぶようになるといいのに。また、私の方が絶対分が悪い!なんて思わせるくらいに。
春よ来い!