先日の日記はひどい。今読んでみてもちょっとひどい。
疲れてささくれだっている心持ちでは、ひどいことしか書けないものだ。まあ、生身の人間でいるかぎりそれはしょうがない。良かったり悪かったり。
週末は我が家で友人家族とおしゃべりしたりしながら酒を飲み交わしたり美味しいものを食べたりして楽しい時間をひたすら過ごす。そして次の日は家族みんなで日が高くなっていることにも気付かずにこれまたひたすら眠る。心の疲れも体の疲れも一気にほぐれて、体が少し軽くなった気分。これで少しは家族が良い方にまわっていく事だろう。
昨日は長女の誕生日。七歳。ついこの間のことのように、お産の過程だって思い出せるくらいなのにもう七年も経ってしまった。あと七年経つと彼女は14歳か。「14歳の母」ってドラマがもてはやされてるくらいだから、彼女だって母になろうと思えばなれない年ではなくなっているのだろうなあ、なんて思うと不思議な気分。
でももっぱら私が14歳のころと言えばそんな早熟さとはかけ離れた世界に住んでいたなあ。気の合う友人と授業そっちのけで1日3往復くらい交換日記まわしあいっこしたり、成田美奈子のコミックにはまってたり、リバーフェニックスにファンレター送ってみたり、ほんとにおめでたいアナログな14歳だった。でも娘たちの進んでいく年月は明らかに私のときとは違う。今の14歳ともさらに違うのだろう。
先日二女が友人宅に遊びに行ってWiiをやらせてもらい、そのあまりエキサイティングなマシンにすっかり夢中になっておしっこちびって帰ってきた。そんな粗相全くしなくなっていたのに。よっぽどすごかったんだろう。こんな人たちの七年後だからなあ。先日困り果てた周囲から、無理やり携帯を持たされる羽目になった私とは訳が違う
今日の音楽は岡村ちゃんの「だいすき」
もう岡村ちゃんのCDを中学校だったか高校だったか女友達で回し聴いたときは大騒動で、こんな刺激的なCD聴いて・・・ドキドキして立ち尽くしたまま手に持った「靖幸」のCDケースが熱気で曇ってしまったのを憶えてる。アルバムの中でヘッドフォンをはずして歌いながら聴ける曲はこの曲くらいだったんだよなあ。
「あま〜いチョコよりも」の「あま〜い」のところを学校で友達と岡村ちゃんの真似しながら歌ってのを思い出す。ああ、私の10代。くだらなくって笑ってしまう。

靖幸

靖幸