夕立がやってくるようになったここ数日。ぐんと朝晩は過ごしやすくなったなあ、なんて思ってたらあんなにひどかった長女のあせもがあっさり治る。ただいま彼女、脱皮中。古い細かい皮がパラパラとめくれ、その下には頑丈な皮膚が顔をのぞかせている。さすが子ども、皮膚サイクルも早い。そんなこんなを繰り返しながら、歳を重ねるごとに頑丈な皮膚になっていくのね、きっと。
そして私のギックリ腰様症状は、危惧していた割にはあっさりと治り、まだまだ私だって負けてはられないとばかりにやれ子どもの幼稚園の草引きだの、小学校のベルマーク収集の係などにかりだされて出かける。仕事のほうもここのところ転換期で、仲良くしてきた事務の女の子も辞めちゃうみたいだし、10月から少しばかり配属が変わったりするので上司と話し合い。もっとバリバリ仕事に入って欲しいっぽいのを解っていながら、それをつゆ見せずとぼけた振りしてするりと交わす。そのくせニコニコ顔で結構キツイこという腹黒い私。きゃあー。ぼちぼち勉強がてらの仕事で今はよい。あと5年したらちゃんとフルで働きます。こんな姿勢で怒られそうだけれど、家も家族も私もうまく回るためには今はこれくらいのペースで調度良いのだ。
今日はフリーの一日だったので、ひさびさ買い物。たまたま行った伊勢丹は10周年記念の目玉品にすごい人手。ぶらぶらとちょっと覘いたお店で、冬の雪の日にも使えそうなロングのレインブーツがあったので購入。ブーツ代わりにも使えそう。ついでに農家体験にも使えそう。田植えだって稲刈りだってできるぞ!その後はしばしウインドウショッピング。テーブルウエアやminaのお洋服をちらちらと見ながら、かわゆい店員さんと少しばかしおしゃべり。目の保養だけして帰る。私は圧倒的に春夏服より秋冬服のほうが好き。少しツンと冷えた風に吹かれながらも、心はポッとあったまる様な服を着ている自分を夢見ながら心だけ満たされて帰る。ああ、庶民。でも、しあわせ。
今週は放課後子どもたちのお客が連日訪れる週で、まったく食品調達にいけずじまい。夕方行こうと思うと夕立が来たり、喉の渇きのほうを優先してビール飲んじゃったりして(不良主婦だぁ・・・)あるもので食べてしまう。野菜と卵と牛乳は宅配ものを頼んでいるので、ベジタリアンの食卓みたい。たんぱく質たんぱく質・・・といいながら乾物の入っている食品棚を漁り豆ばかり食べている。ちなみに今夜のメニューは茄子とズッキーニのチーズ焼きに五目大豆。キュウリとゆで卵とフライド玉ねぎ入りのマカロニサラダ。ワカメの味噌汁とごはん。ばらばら。コンセプトとかないんかぁ!って感じのメニュー。しかもキッチンには大豆やら干し椎茸やらワカメやら戻すボールがいくつも所狭しと並んでいるし。
夜の音楽はくるりの「ハム食べたいSCHINKEN」
ほんと、ハム食べたい。桃色のハムほおばって食べたい。明日は食料調達に行こう。肉を食うんだ!
岸田君を見ると何故かしら嫉妬心を抱いてしまう。何でかな。臆病そうに見えながらも揺るがない自尊心を持っていそうだから(それは大切なこと)。不器用そうに見えて実はとても器用だから。作り出す音は毎回オリジナリティが溢れていて、隙がない。私が男だったとして、彼が一般人だったとしてもきっと私は彼のようには生きられないだろうから。そんなこと思いながら「東京」の頃からぼちぼち聴いている私はなんなのか。