夫の誕生日さえ忘れてしまうくらい、イベントに無頓着な薄情な女の私なのだけれど、クリスマスプレゼントを随分奮発してもらっていたし…ということでささやかなバレンタインプレゼント。通勤、マラソン遠征、山登り兼用のリュックサック。
月曜日一緒にプレゼントを選んだ子供たちは夫にしゃべりたくってしょうがなかったらしく、顔を見るたびに「おとうさん!プ…。ああ、ナイショだった。」なんて言ってるものだから、ほとんどばればれ状態だったのだけど、今日の帰宅後子供たちと作ったチョコカップケーキも添えて渡す。
寡黙な夫も以前と比べると子供たちのお陰で随分と演技派に成長していて、さも初めて聞いたかのように「えっ!ほんと?うれしいー」なんて笑顔で応えてる。ちょっとわざとらしくて、笑えた。
お昼には、幼稚園の園庭で二女と仲良しの男の子に帰り際呼び止められた。「僕ね、本当はこれからお母さんと一緒に電車にのってって、ご飯食べようって約束してんねんけど、それやめてこのまま家に帰ってもいいで。」なんて言ってくる。私も二女も頭の中が???で「なんでー、お母さんと一緒にご飯食べにいきー」なんて言い残し雨も降り出していたし、そそくさと帰ってきたのだけれど、夕方くらいになってひょっとしてあれはチョコを催促されていたのかも、なんて思い出す。きっとあれは「これから僕、家にいるようにするし、チョコ持ってきてやー!」ってことだったのかもしれないと思い出すと「悪いことしたかな…」なんても思うし「まさか、幼稚園児がそこまで気回して言うかな?」って気もする。ほんっとに昔からこういうのに関して、嫌になるくらい鈍感だったんだよなあ、私。
ごめん、娘たちよ。その私の血は脈々と君たちに受け継がれていっていると思う。