chihiryou2007-04-17

今日は家庭訪問まで残り少ないフリーの日ということで、せっせと家の片づけを。今まで目を瞑っていた細かいところまで思い切ってやっていたら幼稚園のお迎えの時間になっていて、昼ごはんも食べずに飛び出していく。
ここのところの強風や雨にさらされて、疎水の桜もすっかりなくなった。家の前の枝垂桜なんか青々と新しい葉をつけた枝が風になびいてる。それでも浜から吹き上げてくる風はまだまだ私を震え上がらせるほど冷たくって、春〜ぽかぽか〜♪って感じる日は少ない。そのくせ日差しは紫外線がきついようなジリジリとするような感じでいやな感じ。ああ〜うららかな日が恋しい。
先日つけたテレビからたまたまヱビス<ザ・ホップ>の小山田君とヤン富田氏があの「第三の男」のテーマを演奏するCMが流れてきて、わぉ!と思いついつい今日出かけたスーパーで味見がてらに買ってしまう。ああ、商業効果に軽々と乗ってしまう安易な消費者であることよ。で、肝心なヱビス<ザ・ホップ>の味は爽やかで苦味も少なくって、いかにも女性受けしそうな感じ。私はヱビスのあのガツンとしたホップの苦味みたいなのが大好きなので(ホント私って味覚の好みが男性的で酒飲みだなあ・・・)、どちらかと言うと普通のヱビスのほうが好みでした。それにしてもHPチェックしてみると他のCM出演アーティストも結構魅力的な面々。そういえば正月のヱビスのCMの第三の男もキリンジだったしなぁ。最近のCMってやっぱりすごい。確実な購買層にターゲットを絞って切り込んでくる感じだ。そして、こうして私がちょっとブログに書くことだってすべてマーケティングに反映されていくのだろう。

夜は「プルートで朝食を」をやっとみる。愛おしい愛おしい映画だった。北アイルランドトランスジェンダーの苦悩といった、映画の抱えている問題は深刻なんだけれど、主人公のキトゥンがとにかく愛おしくって全てはそこに終結。マジシャンと電車のホームに降り立ち、語りあう場面なんてうっとりしてあまりの素敵さに胸いっぱいで目が潤んでしまったよ。今度は「麦の穂をゆらす風」を見ようと思う。
見終わってから、アイルランドといえば・・・と思い村上氏の「もし僕らのことばがウィスキーであったなら」をパラパラと。読んでたら夜中にアイラウイスキーをなめたくなってくる。薬みたいなヨード臭がするのだけれど飲み始めると癖になってしまうあのウイスキー。舌がビリビリして麻痺したような感じのときに鼻に抜けるスモーキーな香りが堪らないんだよなあ。ってまたお酒の話。えへへ。

プルートで朝食を [DVD]

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もし僕らのことばがウィスキーであったなら (新潮文庫)

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