最近の子どもたちの成長ったら著しいと感じる時があって、けして三桁の掛け算をやっているとか、漢字練習帳に難しい画数の多い漢字がたくさん並んでるとか、いつの間にか背が伸びて無理なくキッチンの流しの水道の蛇口で洗いものをしているとかだけじゃなくって、彼女らの興味や好奇心の間口がぐっと広くなってきてると気付かされる会話のせいなのだと思う。
私と夫が話していると今までその会話に加わってきて、まあまあ想定内の疑問「なんでなんでー」を投げかけてくることはあったのだけれど、最近の彼女らは想定外のところに疑問を吹っかけてくる。要するに彼女らが投げかけてくる質問のレベルが確実にアップしているとよく思う。専門用語を並べ立てて説明するとせっかくの興味を裂いてしまうし、身近なたとえ話をしながら専門的な話にもっていくという地道な作業を繰り返す毎日。彼女らの鋭い目が揺るがないようにこっちも必死。でもこんな作業はとても楽しい贅沢な作業で好き。ある意味人格を作っていく手伝いをするような作業。まあそこまでおこがましく考える必要はないけど、こういうひと時に母さんは子を育てる醍醐味みたいなもんを感じているのだよ。そしてそういう日が少しずつ積み重なっていって彼女らがどんな人になっていくのか見届けていきたいと思っている。
夕べはテレビをつけるとキョンキョンとTOKYO No.1 SOULSET わあ、ひさびさ。なんだかきゅんとする。みんな時間を重ねても変わらないところと変わったところ。私も時間を重ねても変わらないところと変わったところ。