念願のフルサトに帰ってきた。たったのたったの二泊三日だったけど、かわらない山の景色を眺めるのと、生まれてから飲んできた地下水(冷たい!)を飲んだら、なんか元気になった。いつかはいつかはまたここに戻って暮らしたい。
滞在中の三日間はやっぱり何をするでもなく、家の昔の本を引っ張り出して読むのと、妹と母、私でのおしゃべり。そんな傍らで遊ぶ我が子と甥っ子たち、そしてその横で昼寝をしている父。かわならい食卓。。。
帰りの電車では少し感慨に耽る。かえりたくないよう。。。でも私はもう40近いいい大人。そんなことはいってられない。また明日からがんばろう。なんて自分に言い聞かせながら、少しうるうるする。
寂しかったのが、九州新幹線の開業が近まって、どこの駅舎も建て替わっていたこと。久留米駅なんてすっぽりなくなっていて、びっくりした。この駅ではこんなことあった、あんなことあったという九州の想い出は駅舎とともになくなって、いつの間にか私の記憶から消え去っていくのかな、寂しいな。なんてことを考えながら、柴崎さんの「その街の今は」をまた読みたくなる。