今日は朝から冷たい雨。
娘ちゃんたちは朝から元気に練習試合に出かけて行った。よかった。

先週は娘ちゃんが胃腸炎に罹り、陣痛並みの腹痛に下痢嘔吐と大変なことになったため、私も久々看護休暇を取得し、小児科へいったりきたり。さらに夜中になっても治らず大病院で検査や点滴を受けさせたり、家の中を塩素消毒しまくったりと、くるくると動き回った。
壁をかきむしるほど腹痛を訴える娘ちゃんの私より大きくなった背中をさすりながら、「とにかく死なないで」なんて弱弱しく祈るのは久々のことで、日常の思春期の娘に対する面倒な感情が一旦リセットされたのだった。
しかし大きくなった。腹痛で動けない彼女を幼かったころのようにひょいと「おんぶ」しようと思うのだけれど、私より大きな彼女はずっしりと重く、全然持ち上げられなかった。一瞬救急車を呼ぶことも頭によぎったくらい。ああ、もし巨体の夫を自宅で看取るなんてことが発生したら、正直私無理だな、倒れるなら私が先でないと、なんて点滴が効いてきてすやすや眠る娘を前に、ほっとしたのかいらないことを考える。
娘ちゃんは次の日には青白い顔をしていたけれど「学校に行く」と言って無事登校した。そして私も仕事に出かけた。
そんな彼女もすっかりもとどおり。もりもりとおびただしい量の夕食を平らげ、けろっとしている。よかったよかった。
このあいだまで緑色だった表通りの銀杏の葉は、すっかり金色。いまにも落葉しそうな勢い。着々と季節は冬に向かっている。