年度末の少し暖かい週末。
今朝出勤時に見た湖は深い霧に覆われていて、海のように果てしなく広がっていた。その中を緩やかに滑るように進む遊覧船一艘。はあ、今年度も終わっていく。
4月からの私の職場環境は確実に変わる。わかっているつもりでも、不意に感慨深くなってしまう。
私は今年度は何かできるようになっただろうか。結局何も出来ないままではないのだろうか。
焦燥感ばかりにさいなまれる。
送別会の二次会で、慕っていた上司の歌う「もしもピアノが弾けたなら」に涙が溢れる。

忙しかった日々の中で忘れていたけれど、そろそろキリンジの最後のライブ。仕事の目処がついたのでチケットセンターに電話してみるも、完売で相手にしてもらえず。最後のライブというのに。
年度末の慌ただしさの中で、アルバムを買うことすら忘れていた。