久しぶりの雨。昨日までのカラカラの地面に、ポツポツと雨が降り注ぎ、地面に染みこんでいく匂いで「梅雨だったのね…」と気付かされる。
6月は毎年何故かしら気持ちが停滞してしまう月で、自分の無能さや、デリカシーの無さ加減にもやもやとする月。なんだろうこのどよ〜んとした気持ちは・・・って思っていたら、お友達から思いがけない誕生日プレゼントをいただく。
ゆる〜い本で、出張と部活でいない家族に気兼ねなく畳のうえでごろごろ、鼻歌まじりに扇風機のまえで読む。ありがとう。
私、鼻歌なんか歌ってたよ。

かんさい味 あたらしいことわざ絵辞典

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家もゆるやかだけど少しずつ変化していて、家人は月の半分以上を出張先で過ごすようになったし、二人の子どもたちは私を見下ろすように大きくなり、やれ部活や塾だと家で過ごす時間は短くなった。それでも私は、せっせせっせと飲み会の次の日でも、土日でもお構いなく、毎日早朝から弁当やおにぎりを握り、家の人々に食べさせ続けている。何はともあれ、私はいつもお腹をすかせている彼らを食べさせるのに必死なのだ。毎朝鍋いっぱいのおかずを何品も作り、冷蔵庫に寝かせて家を出ないと気が気でたまらない。もう完全に病気にちかい。
長女は中二になり、思春期真っ盛り。でも自分によく似ていて、考えてることが手に取るように判ってしまうのが面白い。テスト前に勉強してるのかとおもいきやせっせせっせと交換日記書いてるところ、ワン・デイレクションのルイ君にお熱だったりするところ、星野源ちゃんが気になってたりするところなんか、私の中二のキーワード(成田美名子のエイリアンストリートとサイファを中心に繰り広げられた夢見がちな交換日記、リバー・フェニックス大江千里・・・)と何となく被ってるようで可笑しい。血は争えない。
あのころは、とにかく大学に進学してこのど田舎をいつか抜け出したい、なんてことばっかり考えてたけど、今ではそこにに帰りたくて仕方がないという皮肉。そんな中二の私がキャンパスライフを夢見る時に切っても切り離せなかったのが、大江千里さんの曲。
とてもマイナーな曲なのだけれど、キャンパスライフを夢見ていた私が大好きだった曲は「天気図」。これは今もコード展開の好みが全く変わっていないと思う。
その千里さんが、最近土岐ちゃんに「私の恋と東京」という曲を書き下ろしていたので聞いてみると、コード展開がまた私のど真ん中でノックアウトされてしまった。娘も土岐ちゃん大好きなので、現在我が家で絶賛ヘビロテ中。
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