気が付いたら秋真っ盛り。あまちゃんも最終週に差し掛かって、娘が毎日うなされたように「あまちゃん、終わっちゃうよ〜」と言っている。あきちゃん観てるとその天然加減や、髪型、服の好み、佇まい、無駄に長い手足を持て余してる感じが娘とよく似てる。じゃ、私は春子さん?キョンキョンみたいにきれいじゃないけれど、娘に凄んでみたり、心配でたまらなくってついつい手を出しすぎちゃう感じも、一人で生きていけそうな感じも、なつバッパによく似た母を持つことも、気付いたら結構似ている。
今年の夏休みは引っ越しに明け暮れた。13年間住んだ社宅を出て、夫の強い希望で駅近くの見晴らしのよい場所に越した。とはいっても、夫は不在ばかりだったので、結局私が売買契約、引っ越しの段取り、退去の手続きに係る不動産業者との折衝、掃除、値段交渉等、仕事を休むことなく、過労で倒れることもなく(倒れてみたい・・・)全てやった。お陰で、私は一人で生きていける人だと再認識できた。
それでも毎日くたびれる。いつもお布団に行きつく前に倒れ込んで意識を失う。洗濯物を畳みながら、お布団を敷きながら、風呂上がりに化粧水をつけながら、パソコンのキーボードをたたきながら・・・、私の下敷きになってくちゃくちゃになった洗濯物や、モニター画面におびただしい量の同じ文字がならんでいるのを確認して、毎日夜中三時半にギョッとする。
それでも、まんまるお月さまと、その明かりが湖面を照らす様をベランダで眺めながら家族と話す夜もあって、新しい我が家もよいな〜と思う。