あっという間に師走。
そして今日は娘の14歳の誕生日。学期末面談や平日に片づけたいこともあったので、久々におやすみをとる。ケーキなんか焼いて、夜のごちそうの下ごしらえなんて、久々にお母さんらしいことをやってみる。
こんなにゆったりとした時間を過ごしていく道だってあったのに、私はどこをどう間違って今こんなに忙しい毎日を暮らしているのだろう。有給休暇を40日近くも残したまま今年も終わってしまうよ。
ところで娘は14歳。ダッフルコートに白いマフラーぐるぐる巻きであわてて学校に出かける様は、能年ちゃんによく似てる。学校でもたびたび言われるのだそう。動きや服の趣味、そして何よりも幼い雰囲気が…。
 面談では担任の教師に、一年後の受験を見据えたスタートを切るよう言われる。目標受験校もそろそろ絞っていくようにと。先日も、受験候補となる高校の見学会に親子して参加してきたのだけれど、時が経つのは早いなあと思った。娘が高校時代を過ごす人になるなんて。そして、今の高校って大学みたいで驚いた。大学と連携した授業があったり、一年かけて論文書いて英語でプレゼンしたりと、勉強しながら他にもいろいろカリキュラムが用意されている。プレゼン能力をつけさせるための授業がたっぷりで驚いた。教室を見学してまわると懐かしいにおい、男子が多い学校特有の学生服に汗がしみ込んだ匂いがした。グランドではラグビー部がタックルの練習を盛んにやっている。私自身が高校時代、1クラス45人中女子7人、しかもラグビー部だらけのクラスで2年間過ごしたので、この匂いを鼻が憶えている。そして娘がもうすぐそういう時期を迎えるという事実に驚愕する。どおりで私も歳をとるわけだ。あの時代から25年も経っている。
 忙しい忙しいと愚痴をこぼす前に、私はそれだけの年月を経て経験豊かな人になって、周りに提示できるようになってなきゃいけないのに、全然駄目だと思う。今の私は、ペースに変化をきたさない、許容範囲が広いだけの人になってしまってる。ないものねだりではなくって、変わらないと、私も、周りの人もいい加減きついよなあ。
ああ、いやな日記の終わり方。