昨日は夫がお昼すぎから結婚式。お庭の美しいホテルでの挙式だったのに生憎の冷たい雨。どうせ暇だしと、家族みんな車に乗り込んでで東山まで送っていく。
折しも紅葉のシーズン。東山周辺は雨でも観光客が溢れていて、その人々のさす傘の色が木々の赤や黄色の中に浮かび上がって、それはそれできれい。
夫を送り届けた後、せっかく山を越えて来たのだし、そのまま帰るのがもったいなくって白川通りを上る。向かう先は恵文社
子供たちは絵本のコーナーで水を得た魚のように、一つ一つを手にとって熱心に読んでいる。絵がきれいな自分たちが好きそうな本ばっかり置いてあるし、もっと早くに連れてきてくれたらよかったのにと言われる。ところでお母さんはこの本屋さん初めてなのか?と聞かれ、いえ、何度か来たことがあると白状すると、娘二人で寄ってたかって「ずるーい!!」と私を責める。
私はとりあえず「グレート・ギャツビー」を、子供たちは「クリスマスまであと九日」を買って帰る。子供たちはこれからアドベントに入ると聖劇の練習ばかりになるので、たまにはイエス様もトナカイもサンタクロースも出てこないメキシコのクリスマスの話もいいかなあ、と。子供たちはエッツの絵に夢中で満場一致ですぐに決まった。
ところが夜になると長女から嘔吐が始まり、一晩中背中をさすり続けたり、始末をしたり。明け方に少しましになったと思ったら二女の嘔吐が始まる。病院に連れて行くと、今胃腸の風邪が大流行しているとのこと。油断していると二人が治った頃に自分が痛い目にあうことになることがわかっているので、二人が寝ている間はせいぜいゆっくりする。ここを読んでくださっている方々もくれぐれもご自愛のほど。
      グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)