chihiryou2008-04-14

バスがスピードをあげて通りを横切ると路肩に溜まっていた桜の花弁が一斉に巻き上がって、その様子にたいそう驚いた今日の昼下がり。仕事の出先でそんな光景を目にして、春なんてこんな風にあっという間に過ぎていってしまって、いつの間にか若葉の頃になり、ふと気付けば夏、そうした毎日が積み重なってあっという間に一年なんて過ぎていってしまうのだろう、なんて考える。
次の桜の頃の私はもっと仕事が出来るようになっているかな?一年期限で独り立ちできるように現在仕事を仕込まれてる身なので、ぼんやりそんなことを考える。
週末は10キロ走ったのと、あとはコーヒーばかり飲んでいた。休みなんてあっという間。ジョギングコースの湖岸は早朝からバス釣りの人々で賑わっていて、ついこの間までユリカモメばかりだった水面にその数と変わらないくらいの釣り人が揺られていて、なんだか面白い光景だった。長さんの「トリとボク」という絵本が好きなのだけれど、そのページの絵を思いながらなんか不思議な気持ちでジョギングする。

何度となく豆をガリガリとハンドルを回して挽き、お湯を沸かし、コーヒーを淹れてくれる夫。自分ならきっと豆を挽く間にお湯を沸かそうと同時進行で事を運ぶのだけれど、静かに夫を見ていたら、4回淹れてくれた4回とも豆を挽き終わってから初めて薬缶にお湯を沸かし始め、その間はぼんやり考え事をし、しゅんしゅんとお湯が沸いてきたらやっとペーパーをセットして・・・という淹れ方。できるだけ同時進行で最短時間でコーヒーを淹れようとする私と対照的で面白い。ひとつひとつの工程を着実にやっていく夫の仕草をにやにやしながら見守り、美味しい!といいながらコーヒーをすする幸せな日曜の午後。