昨日一昨日は、京都の子どものための映画祭を観に同大へ。
「ウール100%」では、なによりも少女のような岸田今日子吉行和子コンビがかわいくてかわいくて・・・。子どもには解りにくいかなあ・・・という感じの見る側に理解を委ねるといった手法の映画だったけれど、逆にそれの方が新鮮に観られたようで、思った以上にストーリーを自由に理解しているわが子に驚かされた。御伽噺チックな感じの映像も素敵だったし・・・
ペリカンマン」(フィンランドの自然やファブリック類も素敵!)や「乗りこえていこう、いつの日か」も良かったのだけれど、私的にはデンマークの子どもたちが手がけている短編シリーズが結構面白かった。何でも、そのための基金があって、プロの作品をとる方法と全く同じ方法で映画を撮らせてもらえるのだそう。プロの一流監督もボランティアで指導に入るなどと、夢のような話。やっぱりヨーロッパは違うなあ。
途中、監督の舞台挨拶があったり質問コーナーがあったり。子どもの頃は、自分の中での「映画監督」ってなんだか雲の上の人って感覚があったのだけれど、ほんとうに普通のまじめな人々という印象。普通の生活の中からテーマを拾って地道な作業を経て映画にする。アートだって映画だって日常の中から誰からでも生まれるのだ!ということが子どもたちに伝わってくれたらよいのだけれど。

そしてこの映画祭が終わると夏休み前半戦終了。
明日から熊本〜福岡に帰省。変わらない風景の我が故郷熊本・八代と、離れてから変わりすぎてどんどんわからなくなる大学時代を過ごした街、夫の実家のある福岡へ。途中、初盆のお参りや精霊流しをしに行ったり、阿蘇に行ったり、海水浴に行ったりする予定。
この日々があるから私は毎日を頑張れるのだ。