• 最近は帰宅後にPCをあける機会もなく、義務的に必要最小限な家事をやり、お布団になだれこむような毎日を送っていたので、「はてな」の存在をすっかり忘れていた。たまーに「はてな」に帰ってくると、15年来のはてな住人の方々のページを散策し、その変わらない内容にじんわり。私を含め環境は変化があっても、根本はちっとも変わらない、ユルガナイ人々。なんだか、「はてな」は私の忘れかけていたルーツを思い出させてくれるフルサトみたいでじわっときます・・・(いうほど私はコアなはてな住人ではないのですが、、、)
  • このシーズンは娘たちが同じ高校に通いだして、部活引退したり、いろいろあったけど、メインイベントはやっぱり4日間もある学園祭。長女にとっては最後、二女にとっては初めての学園祭。これまで行ったことなかったのだけれど、1日だけ休みが取れたので初めて行ってみた。長女が友達と有志でバンドする!といっていたので見に行くと、やけにギターソロのうまい陸上部男子に囲まれてOASISの「Don't Look Back in Anger」を女友達と大きな声で歌っていて笑った。そうか、お風呂で毎日練習していたのは、この曲だったのか!と今更気づく母。他にもGREENDAYの「American Idiot」とかやってて、ワンオクとかSISHAMOとかやるバンドが多い中、娘たちのバンド?集団は異色で、現役の高校生たちがみんなのるにのれず、ぽかんとしてて笑った。めっちゃ君たちらしいよ。
  • めっきり一緒に過ごす時間が減った私と夫は、きつい仕事があった週末には、家裏の山から京都へ山越えマラソンをするのを楽しみにしている。水あびたみたいにアホほど汗かいた後は、なんだか私も夫も心がすっきりするみたい。はあはあ二人で言いながら、二人で「私ら変態やな〜」といいながら山越えマラソン。変な二人だよな。気の毒やけれども、その血が脈々と娘らに受け継がれているのを感じる。
  • 最近みんな忙しくてテレビを見る暇がない。唯一家族の団らんにみんなで好んで見るのは、NHKのドキュメント72時間。金曜日にリアルタイムで見てこの曲流れてくると、家族みんなの目から涙があふれてくるのはなんなんでしょうね。家族でいる時間、団らんはいつまでも続くのだと思っていたけれど、そのタイムリミットが一歩一歩、週末ごとに近づいているような気持になります。

chihiryou2017-04-16

「お母さん!キリンジのエイリアンズがLINEのCMで流れてるで!」というメッセージが送られてきたのが一か月前。この一か月間で随分と我が家の環境は変わった。
下の娘が中学校を卒業し、長女と同じ高校に入学した。姉妹が同じ学校に通うということはこんなにも楽させてもらえるんだ〜と思うくらい、学校生活における問題はおおかた姉妹間のやり取りで解決している。課題の取り組み、部活動のこと、通学時間の使い道、先生のこと、携帯の使い方のこと…いろんなことを姉に教えてもらっているみたい。ついでに姉の友達らにもかわいがってもらってるようだ。妹はちゃっかりしている。
わたしといえば、3月末の内示で何故だか大抜擢で管理職になってしまい、今や7人の20〜50代男女をまとめる立場になってしまった。はじめはプレッシャーに押しつぶされそうだったけど、なった以上はやるしかないもんね…。いつしか心は開き直って、心の中でひーひー言いながらも一つ一つ判断しながら仕事を進めるべく頑張っている。で、高校の入学式の最中にも緊急案件が入り、呼び出されて終了後はすぐに式典スーツを着替えて再出勤する私…このまま私は一体どこに向かっていくのでしょうか。気楽に仕事をするはずだったのに、がっちり社会の中に組み込まれて、身動き取れなくなってしまうんじゃないか、と時々心配する。ワークライフバランスなんてくそくらえ!みたいな働き方させられてるのに、会社が今流行り?の「働き方改革」や「男女共同参画社会の実現」を実行してます感を出すために、「再就職者」「女性」「子育て職員」である私を利用してるのではないかと疑う時すらあるけど、まあ、お給料があがるということはいいことだ。と短絡的に考えている。
高校に通う子どもたちが朝早く出るようになり、朝に私一人の時間が増えた。で、最近見つけて楽しみにしているのが、朝7時40分からBSであっている「やすらぎの郷」というドラマ。20分間だけれど、なんともおもしろい。滑稽なやりとりが繰り広げられる20分間。石坂浩二浅丘ルリ子加賀まりこ…すごい贅沢で挑戦的なキャストだ〜!と思っていたら、脚本は倉本聰とのこと!「カルテット」が終わり次に見るドラマを探していたので、ちょうどよかった。既に出勤前の楽しみになっている。
子どもたちは幼いころから聞いてきたエイリアンズが高校生になった今、CMから流れてきてびっくりしたとのこと。高校生になった今、CMから流れるのを聞くとまた新鮮なんだそう。残っていく曲って時代や世代なんか関係ないのだ。http://d.hatena.ne.jp/chihiryou/20050315

新しい年が明けた。毎年恒例の箱根駅伝を横目で眺めながら、ひなたぼっこ。穏やかなお正月。今年は下の娘が受験で帰省できず。しかし年末年始、毎年やることは決まってる。大みそかに一年間あったことを振り返りながらおせち料理を作り、紅白を見ながら年越しそばをすすり、流行り歌を聴きながら家族とあーだこーだとしゃべり合い、おいしくビールをいただきながら年を越す。
新しい年はどんな一年になるかな。下の娘もきっと4月から上の娘と同じ高校に通うことになるのだろう。
わたしといえば、去年は本当にしんどい一年だった。毎日毎日、自己否定ばかりしていて、少し病んでいたようにも思う。それは年末まで続いたし、これからもしばらく続くと思うけれど、今年はなんとか私の世界を切り開いていきたい。気が付いたら前よりいい景色が見えるようになってたらいいな。
休日はゆっくり宿題のしごとしたり、読書したり。久々長嶋さんの本を読んでいる。読んでいる最中、自分が大学生の時に一人暮らししていたアパートの部屋のことを思った。あのアパートは私が大学を卒業した後、どんな人が住み続けているのだろう。

三の隣は五号室

三の隣は五号室

年末に大学の研究室の同窓会の写真がラインで送られてきた。同窓会会場は大学時代の実験後にたまってた飲み屋。あの時代から壁は学生の落書きだらけ、畳は抜け落ち、座ったら最後、ズボンに畳カスがびっしりついてしまうような汚い店だったけれど、今も相変わらず汚い。まずは店が現存していることにびっくりしたけれど、その画像に写りこんでいる同窓生たちのオジサン加減に驚く。そうだよね、みんないい加減50も近くなってきて偉くなってるんだものね。と思いながら、自分もそういう歳になっていることに気づかされる。

おはようございます。今日からまた一週間。ふう。私なりに目の前の仕事を片付けていこう。それしかないものね。
先週は私にしてはめずらしく体調を崩し、医院で点滴のお世話になる。季節の変わり目と低気圧はだめですね。体がついていかない・・・。娘も同じような症状が少なからずともあって、二人で苦しむ。子孫たちにもこの季節の代わり目に発生する嘔気と肩こり・頭痛は脈々と受け継がれていくのだろうか・・・。
てことで週末はゆっくり、家の中で過ごす。壊れていたオーディオを夫が修理してくれたので、快適な音楽を流しながらたくさんの服のアイロンがけ。あとはひたすらゴロゴロする。大好きなビールもこの週末はお休み。あったまる食べ物をとって、ながーいお風呂に浸かって復活。お彼岸も終わり。本格的な秋が始まりますね。

毎日毎日よくもこんなに抜けるような青空が続くものだ。暑くて溶けそう。先日11時頃にひなたを1〜2時間ほど歩き回ったら、首筋や背中が汗もだらけになってしまった。最近は仕事でエアコンの部屋ばかりにいるものだから、もともと自分が肌が弱かったこと忘れていた。そういえば、幼い頃、夏となると、天花粉をふってもらったり、六十Oハップのお風呂に入れてもらってったっけ。
休日にちょっとした用事でその街には出かけたのだけれど、よく知らない街をてくてく歩くのは、暑いとはいえどもなかなか楽しい。以前は繁栄してたであろう城下町の裏通り、年配の人ばかりが住んでいる気配のする家々から垣間見える様子(昼下がりのワイドショー、扇風機、仏壇のお線香の香り…)が、懐かしいやらいとおしいやら。kirinjiの新譜の「日々是観光」を聴きながら、足取りも軽く。この曲大好きだ。コトリさんと高樹兄さん、他メンバーとの掛け合いがほんとうに楽しい。電車にのる前には、腹ごしらえに一人で名物ラーメン。暑い日にはおしゃれな冷製パスタではなく、熱々の一人ラーメンでなくっちゃ。日傘をたたんでカウンター席を陣取り、汗だくでラーメンをほおばる姿は正真正銘のおっさん…なんて思いながら帰路に就く。なかなか楽しい一人旅。
話は変わって、最近見た映画「シングストリート」が最高によくて、二回も見に行ってしまった。もともと私自身がジョンカーニー監督の作品をすごく好きだということもあるけれど、映画の時代設定にくぎ付けだった。友達の家で集まって見るMTV、そのころ大流行だったジャニーズ等には目もくれず、洋楽、邦楽、なんでも頭でっかちな女の子らで見てた。その頃、中学生の私が友達とはまっていた漫画が成田美名子さんの「エイリアンストリート」や「CIPHER」で、そのストーリーを織り交ぜた交換日記をやることで現実逃避してたものだ。私の通っていた中学校は本当に荒れてて、不良のるつぼのような学校だったので、部活ひとつにしてもいろいろな障壁や教師とのやりとりがストレスだったので。結局自分も主人公と同じく、退屈な故郷をとびだしてしまったのだけれど、あのままあの街に居続けたら私は今頃どうなっていたのだろうな。主人公は結局どうなったのだろう、自分と重ね合わせていろいろ考えてしまう作品。

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)

シング・ストリート 未来へのうた (オリジナル・サウンドトラック)

ネオ(通常盤)

ネオ(通常盤)

五月晴れの休日。梅雨が来るまでに、あと何日こんな吸い込まれるような青色の空の日があるんだろう。
すぐ近所の陸上競技場で行われている記録会に娘が出場しているので、家事の合間に覗きに出かけた。それにしても若い男女が若さにものを言わせて全力で走っている姿はいつ見ても美しい。私は卑屈な高校時代を過ごしたので、爽やかなスポーツマンの「ザ、青春!」といった雰囲気にいまだに憧れがある。
隣接する野球場では大学野球ブラスバンドの応援歌が高らかに響き渡っている。勝利した大学の校歌をみんなで合唱しているのかな。スタンドの歌声が漏れ聞こえてくる。肩でも組んで仲間同士、誇らしげに合唱している大学生らの顔が浮かぶ。
時代時代はめぐっていく。ほんとにあっという間。私と夫が出会ったのだって、大学生や娘たちとたいして変わらない歳の時だったけど、知り合って25年、結婚して18年目を迎えた。我が家の結婚記念日は、子どもたちが手紙とささやかなプレゼントをくれるのが恒例になっている。手紙には毎年、「お仕事頑張って!」と、「おいしいご飯をありがとう!」のメッセージが含まれている。はい、仕事も家事も頑張ります。あなたたちの時代もあっという間にめぐっていきますよ。悔いのないように。

そして、そして熊本の人たちの毎日が落ち着きますように。見通しが早くたってくれますように。いつも祈っています。

いま、私は実家のある熊本に向かっている。
やっと帰ることができた故郷。震災が発生したときは、すぐにでも飛んでいきたかったけれど、年度始めに重責の仕事を抱えていたこと、夫の2週間の出張と重なったことから、身動きが取れず、今日やっと帰ることができる。
妹家族は今も震災で自分達の家に住むことができないし、これからも住むことができないかもしれない。しばらくの間、彼女も涙に明け暮れていたけど、仕事も再開して周りのパワーをもらって少しずつ前を向き始めている。
今日久々に家族で集結して、皆が無事だったこと、遠く離れていても、こんなに早く家族が再会できたことに感謝しよう。
安寧な毎日が早く皆に訪れますように。