梅雨の合間の晴れた日には、あれもこれもと欲張って洗濯しすぎる。今日は洗濯物にティッシュが紛れて入っていたみたいで、パンパンする度に白いちぎれたティッシュが舞い散る。ああ・・・。濃紺のジーパンにも、娘のピンクのTシャツにも、私の藍色のTシャツにも白いティッシュの切れ切れが張り付いていて、少し悲しい気分になる。こういうときには犯人探しはしないに限る。案外自分が犯人であったりするからだ。ただただ、むしゃくしゃした気持ちをぶつけるように、洗濯物をはたく。
なかなか二女の熱が下がらない。久々の長丁場だ。食欲もあるし今夜こそ・・・と思って額に手を当てると決まって火のように熱いのだった。ここのところ彼女も落ち着いてきて、日々の生活の中で私の手をそんなに煩わせることもなくなっていたので、ひさびさべったりと二人の濃密な時間を過ごす。スキンシップ、スキンシップ。案外彼女はそんな時間を作りたくて熱を出しているのかもしれない、なんて思う。「知恵熱」なんて昔の人はうまく言ったものだ。
夜はHASの特集を見る。懐かしいYMOの映像の数々。当時小学生低学年だった私はバリバリメイクをした3人の人民服の男性を見るとどきどきしていたものだった。そういえば海外からの中継で、沢山の外国人を前に人民服の三人が誇らしげに演奏をしてるのを見て度肝を抜かれたこともあったなあ。こうして三人を見ていると歳をとっていくこともそれはそれで良いなあと思えるようになるから不思議。それに三人もさることながら、私世代の裏方三人高野さん、権藤さん、高田さんが嬉しそうにプレーしていたのが印象的。憧れて自分もミュージシャンになって、その人たちのステージに一緒に立てる、これ以上の幸せは無いのだろう。
今日の音楽は高野さんの「いつのまにか晴れ」
確か高校生のとき見ていた夜のヒットスタジオかなんかで、ユキヒロさんが秘蔵っ子とか言って連れてきていたのが高野さんだったっけ。そのルックスに一目ぼれ状態でしばらく彼に熱を上げていたのだった。

RING

RING

「明日こそは元気になりますように。」
先日幼稚園から持って帰ってきた笹に、そうかいた短冊を吊るしておく。