5月、いい季節。新緑は美しいし、どこからか漂ってくる植物の香りが鼻をくすぐる。
新しい毎日もだいぶ落ち着いてきた。
長女の小学校卒業と中学入学、部活、入塾、PTAの役員選出、家庭訪問、年度初めの事業、チームリーダー、夫の長期出張・・・3月くらいからずい分と生活のパターンが変化した。「わからな〜い!」「どうやったらいい?」と言えてた若い娘の頃が懐かしい。職場でも家でも、何かしら判断を迫られ、常に周りに目を光らせながらマネジメントしてるような気がする。おかげで前から強かった視線が、より一層強くなったようだと夫に再三言われる。
それでも私が元気なのは、母の日に「おかあさんありがとう」のカーネーションもらったり、14回目の結婚記念日にと子どもたちから手作りのマスコットもらったり、疲れた日には誰かの入った温かなお布団にもぐりこんでふにゃふにゃになって眠りに就いたりできるからだろうな。
私はもうすぐ40歳になる。若いときは考えもしなかったことだけど、私の人生は意外と長くないのだということを最近よく考える。大学時代とかついこの間のような気がするけれど、既に20年以上経過していることに愕然とすることがある。また、私の叔父の中にはガンで54歳の時に亡くなった者が2人もおり、単純にいえば今の私の14年後の歳にあたる。私の残りの歳月をおこがましくも最短14年で見積もれば、私はこの間に何をすべきなのかな?なんて考えてしまう。結局のところ、毎日を悔いなく生きること、それくらいしかできないな、という結論に至るのだけれど・・・。
子どもたちも大きくなってきたし、だいぶ自分たちの世界を広げていっている。これから仕事以外で自分のやりたいこと探しをしないとな、なんて考える。