暑かった夏が終わって、ほんとにほんとになーんにもない、無気力な毎日が続いている。
映画を見に行く気も起きないし、音楽を聴く気にもなれない。本を読み漁ってみても、所詮絵空事なんだよなーなんて斜めな見方しかできない自分に今度はうんざりしてしまう。毎日の世界のほうが余程こんがらがっていて複雑だ。なんて。。。
仕事だって一生懸命やったところで、たいして報われない。私みたいな中間管理職の頑丈なおばさん技術屋なんて、どうでもよいのだろう。上からは「偉いね、大変だね、よくやってるね」なんて上辺だけのねぎらいの言葉をかけられ、下からは甘えられるだけ甘えられて、、、私なんて使い倒されて終わりなのかもしれない。なーんて毒ばかり吐いてしまう。恵まれているゆえに、ツマラナイマイニチ。私ってば、本当に贅沢だ。
時間があれば、8月に亡くなられた山本美香さんの生前の記事を読み漁ってしまう。私に5つ上の女性。バブル全盛の学生時代だったろうし、そんな時代を横目にいろんなこと考えていらっしゃったのだろうな。そして運命の出会いがあって・・・なんて考えだすといたたまれない。特にご両親の気持ちを考えると複雑。とにかく彼女の子ども向けの著書を読んでみることにする。
いつも彼女のことを想うとき思い出す曲は「Drifter」。
特に下記の部分。

人形の家には 人間は棲めない
流氷のような街で 追いかけてたのは 逃げ水
いろんな人がいて いろんなことを言うよ
「お金がすべてだぜ」と言い切れたなら きっと迷いも失せる

私は私の世界で、折り合いをつけながら生きていこう。
生かされている毎日なのだから。