いつ頃くらいからかな?お盆明けくらいだっただろうか。暑くてたまらなくて目覚めていた朝から、窓から入ってくる空気がひんやりつめたくて、鳥肌が立った体にタオルケットを巻きつけて二度寝するような朝になったのは。
今年過ごした夏をぼんやり振り返る。特別なことは何もなかったけれど、今思うとあっという間の、いい夏だった。久しぶり(2年半ぶり!)に故郷に帰って、相変わらずの景色を見ることができた。家族旅行では、みんなの意見が一致した直島に、一泊だけれど滞在できた。ちょっとずつすれ違っていた家族みんなの心の隙間を少しずつ埋められたような夏だった。
娘とおしゃべりしながら歩いた実家付近の土手の風景、汗だくになりながら自転車で駆け降りた直島の坂道の風景、どれも頭に焼き付いている。
ほんとうにいい夏だった。