あっという間に今年も師走がやってきた。毎年8月位まではゆっくり季節が進んでいく感覚なのだけど、そこから年の瀬まではあっという間。特にコロナに左右される最近の世の中になってからは、それがひどいみたい。
それにコロナ前と後では、世の中がすっかりかわってしまった。社会の闇みたいなのがあぶり出されて、問題が顕在化し、目をおおいたくなるような質の仕事が本当に増えた。この国はどんな国になっていくのかな、これから。
荒んだ心を癒しに久々に九州の実家へ帰省。今年も年末年始は動かない方が良いのかなと考えて、早めの墓参り。今回の帰省はほとんど取れていない今年の有休を消化してゆっくりする予定だったのだけど、緊急の理不尽な仕事が立て続けに入ってしまいままならず。結局カレンダー通りの休みしかとれなかった。いつもなんでこうなってしまうのか…。土曜日の始発、日曜日の最終電車での帰省になってしまったけど、それでもよい帰省だった。
私も50になり、両親も元気ではあるけどだいぶ年老いた。久しぶりの実家では、どこに行くわけでもなく、畑に行くくらい。ゆっくり話すだけでも、満足そうな両親の顔をみて安心する。いつまでも二人で元気でいて欲しい。
明日から、また日常が始まる。今はkirinjiの新譜を聴きながら帰路についている。真っ暗な車窓を眺めながら、心に染みる音楽。50になった私にも届く色褪せない感性。聴き続けていてよかった。あなたの音楽は変わらずに私の暮らしを彩ってくれている。ありがとう。素敵な50代、万歳!