50歳になった。若いときには、自分が50代になるなんて想像もつかなかったけれど、なってしまえば何のことはない、中身は昔となにも変わらない私。

ここ数年、コロナで世の中は大変な時期を経たけれど、自分の日常はたいして変わらなかった。毎日仕事にいって(休日返上の日もあってだいぶ忙しかったけれど、仕事がなくなることを考えれば、ずっと恵まれている・・・)、ジョギングに行って、ビールを美味しく呑む。変わったことといえば、子どもたちが二人とも一人暮らしを始め、夫婦二人の生活に戻ったこと。少し楽になって、少し体重が増えたこと。閉経したこと。降圧薬を飲み始めたこと。

それでも時々娘たちが帰ってきたり、近くにいる大学生の甥っ子がご飯を食べに来たり、時には娘たちが彼氏を連れて遊びに来て、一緒にお酒を飲んだり・・・こうやって、ぐるぐる世代が引き継がれていくのだろう。

私は4月から仕事の配属、職位が変わり、これまでのがむしゃら体力勝負の仕事内容が一変した。エネルギーの使い方が以前と異なり、変な疲れがあって毎日夕食の皿洗いする前にソファーでうたたねばかり。読書、音楽鑑賞、映画鑑賞、ドラマ鑑賞・・・何もできないまま、毎晩ソファーで寝入ってしまう。体が熱くて眠れなくなるほど夢中になるものが見つからない自分。これが歳をとるということなのか、ただ疲れているだけなのか。

だから、これからはできる時に、少しずつでも、日々の日記を復活していこうと思う。