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なんだろうねえ。この蒸し暑さ、寝苦しさ。
アツーって思って起きだすと既に子どもたちは机でなにやらコソコソ書いている。敬老の日だしーと私と夫の実家、そして近所のかわいがってくれてる老夫婦へそれぞれ手紙を三通ずつ。中には自分たちで作ったミサンガなんてプレゼントまで入ってる。「ああ、きっと何よりも喜ばはるよ!」といいながら、そんなことを自分たちで思いついて準備してたんだーということにちょっとびっくり。私がボーっとしている間にこの人たちはホント日々成長しているのだ。朝からご飯を作りたくもない暑さやなぁって思ってたけれど、お腹すいたーという人々に急かされてふと我に返り手早く作る。ああ、この朝飯もこの人たちの血となり肉となるのだ・・・と思うとそう悪い仕事ではないと思う。
それから漢字ノートがなくなって宿題ができないー!という娘のために9時開店のスーパーへ自転車でひとっ走り。前から頼まれていたのにすっかり忘れてた。そう陽は高くなっていないのにじりじり、ムシムシ。交差点での信号待ち、じんわりと汗が滲んできて、青に変わるやいなや坂道をシャーっと下るのだけれど、頬に当たる風がべたべたと纏わりつく。今日も夕立がくるだろう。
帰ってからは皆で和室にクーラーをきかせ、家族で引きこもる。私は雑誌三昧。ああ、至福のひと時。途中子どもたちのリクエストで「マジョモリ」(挿絵がすてき!)、と「ジョシィ・スミスのおはなし」(ジョシィったら見た目も性格も二女に似てる)を一緒に読む。読んであげてると私のほうが夢中になってしまって目読したくなる衝動に駆られるのだけれど、そこはぐっとこらえて。それでも読後娘たちとニッと顔を見合わせて、自分たちの懐に共通の感情が収まったという瞬間を共有できるって言うのは何物にも変えがたい。もう本を十分読めるくせにわざわざ読んでー!って私のところに本を持ってくるのは、彼女たちもこの瞬間を愛しているからなのだろう。
夕方から京都まで。連休の京都はすごい人。岡崎のオ・タン・ペルデュでキッシュやらパテやらゼリー寄せなんか買い込み、大丸で適当に買い物。外食するつもりでワインやら沢山買い込み家でフランス料理のディナー食べに行った気分。まあ、風呂上りでパジャマめがね姿でゆっくり食べたり飲んだりできるのは家ならでは。買ってきたフランスワインが当たりで夫と軽く空ける。二人して口癖のように、「外食だとこうはいかない・・・」とさも節約できたかのように言ってたけれど、本当にそうなのか?
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