日記を書く習慣がすっかり滞ってしまった2011年。今年こそは・・・と思っていたけれど、すでに新しい年が始ってから一週間以上が経過してしまった。どうして日記が書けなくなったのか、この休みに少し考えてみることにした。
 ひとつの原因として思い当たるのは、やはり日記に費やす時間が少なくなってしまったこと、毎日の生活の中でゆっくりと日常のことを顧みる時間がなくなってしまったこと。しょうもない日記だけれど、不平不満の垂れ流しの場所にはしたくなかったし、どちらかと好きなことなんかを書き記しておきたいと思う場所がここなので。私なんか不器用で気分の切り替えが下手なので、悶々とした気持ちをそのまま書き残してしまうくらいなら、いっそのこと書かないでいたほうがよいと思ったのです。
 次に思い当たるのは、パソコンが完全に仕事道具と化してしまったこと。帰宅してほっと風呂上がりにチェックするページは、たいてい自分の仕事に関係のあるページに変わってしまったこと。昨年は私の仕事関係はホットな話題満載の年でめずらしくメディア関係に取り上げられる事例が多かったので、前夜にPCや新聞で情報収集をしておくと次の日の仕事の段取りがあらかた描ける的なところがあって便利だった。「明日は帰りが遅いかもしれないから、今夜のうちにおでん仕込んでおこう!」とか、「今週末のバスケの試合当番このままいくと出勤で無理そうだし誰かに交代してもらわないと!」とか・・・。
 他には、やはり書くネタがないこと。仕事のことや仕事場の人のことは書けないし、家族でゆっくりと語らうなんて時間はもはや週末にしか無くなってしまったし。4月からは長女が中学生にもなるし、余計に家族の時間なんて無くなっていくのだろうな。私の琴線に触れるような新しい音楽や映画、本との胸躍る出会いが減ってしまったこともあるような気がする。私のこれらに対する閾値が上がってしまったのか、世の中のスタンダードが私の好みからどんどん外れて行ってるのかはよくわからないけれど。
 
 今年は40にもなることだしリスタートの年にしよう。優柔不断で隙だらけの私の心を少ししゃっきりさせよう。不器用な私なりに二面性を持って使い分けられるようになりたい。えーって批判されるかもしれないけれど、そうしたい。私の人情深いところややさしさは時に人の心を弄んだり迷惑をかけたりもするようなので、時には冷たく斬る人にならなければいけない。